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僕がクラスたよりに掲載してきた保育の面白いエピソード(体験談)を紹介します☆子どもって最高!!
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たいよー
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男性
職業:
保育師(士)
趣味:
版画・ピアノ
自己紹介:
豊田市男性保育師連盟会長
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 Y君とH君が、水のたまった一番大きい“ゆきこ”に座って何かをしていました。近づくと、「ねぇ、このバッタ泳げるんだよ。見ててよ」とY君が言いました。そして、ポイ!とバッタを“ゆきこ”に放ったんです。すると、バッタ君はアメンボのように動きました。僕から見ればもうバッタ君は必死!でも、Y君とH君は僕を見て、ニヤッとしながら、「でしょ?」って。僕はバッタ君に悪いなーと思いながらも「ほんとだね~」なんて言ってしまったもんですから「もう一回やってあげようか?」とバッタ君はまた、ポイ!と“ゆきこ”に放たれちゃったんです。そして、必死にもがきながらどんどん沈んでいきました。すると「あれ?」とY君はデコピン(指ピン?)でバッタにペチンペチンとムチを打ちました。そしたら、H君が「ちょっと疲れたみたいだねぇ」と言って二人で納得していたんですね。きっと、『バッタは泳げる』という新しい発見がうれしかったんだよね。最後まで『溺れてる』という発想は出てこなかったけど…。
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 大きな池、“ゆきこ”に目いっぱい水をためて裸足になって子ども達が遊んでいました。すると、H君とS君が砂場倉庫にあるカラーバケツをたくさん持ってきたんです。そして、極楽になろうぜ!って、バケツを池の上に並べ始めました。“ゆきこ”で一緒に遊んでいた僕や他の子も意味が分かりませんでした。しかし、この二人は互いに分かりあっている様子。バケツを一通り並び終えると「よし!」と言って二人とも、バケツの上にゴロンと寝転がったんです。空を見ながら二人は「お~、極楽極楽」って。   気持ちよさそうじゃ~ん!!ちょっとやってみたくなっちゃいましたが、下は泥水いっぱいの池ポチャ地獄です…。それより、落としたくて仕方がなかった!でもね、水着じゃなかったし我慢しました。地獄の声(低~い声)で「落ちろ~」「ポチャ~ン」と言いながら、バケツを揺らすだけにしてあげました。
 それにしても、“極楽”なんて言葉どこで覚えてきたのかなぁ。
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 「ゆきこです。おかげさまで私も知名度が上がってきましたわ。あれから私進化したのよ」ってゆきこが喜んでいます。そう、ゆきこは進化しました。初めは大きな一つの池だった…。なぜか池の名前が“ゆきこ”になり、「ゆきこの子ども作ろうぜ~!」って穴を掘り続け、どんどん形を変え続けました。スコップを片手に穴を掘り続ける子どもの達の姿は、工事のおじさんそのもの。台風が来た時には、見事に池に水をため(もちろん雨の日も)、「私は池なのよ!」とアピールしていました。しかし、そんなゆきこも時にはおじゃまになってしまう時があります。思い切り泥んこ遊びをしてしまいたくなるその環境は、運動会前には職員総出で水を抜き取られてしまいました。きっと、先生達の誰かは“誰だよ。こんなもの作ったのは。めんどくさいたらありゃしない!”って思われてたことでしょう。すみません。僕達で~す。
今回は、ゆきこを使ったエピソードを二つ用意いたしました。やっぱり、環境があるからこそ、子ども達の遊びも色々と展開されていくんだなぁ。
つづく・・・
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 5月、気候が良く水遊びが楽しくなってきました。みんなで、園庭の端っこに大きな穴を掘り、水をためて池を作りました。僕が「池に名前をつけようぜ~」って言った時のS君の一言
S君:「う~ん、ゆきこがいいんじゃない?」
(4歳児男児)

ちなみに気になって保護者に聞きましたが、S君の家族や親戚には“ゆきこ”はいませんでした。そして、池は“ゆきこ”と命名されました。
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 T君はちょっぴり幼い感じ。クラスのみんなから可愛がられるお得な子です。できないことがあるとみんながやってあげちゃう。そして、みんながやってくれるからめんどくさいことは全部お願いする癖がついちゃってる。イケません。ま、これは前置きでして、そんなT君が午後に突然「明日お休みします!」って僕に言いました。いきなりだったし、T君が言うもんだから笑えちゃいました。「どうして休むの?」と聞くと、「明日ディズニーランドに行くの!」ってうれしそうに話してくれました。そこで、僕は意地悪をしたんです。「園長先生に聞いて、“いいよ”って言ってもらえたら休んでもいいよ」って。そしたら、うれしそうに友達のR君を連れて1階に降りて行きました。そして、5分もたたないうちに戻ってきました。
僕:「ちゃんと言ってきた?園長先生なんだって?」
T君:「ダメって言われた」
僕:「えっ?なんで?」
R君:「あのね、Tが自分で言わんかったから俺が代わりに言ってやったんだわ」
おいお~い。こんなことも君はお願いしちゃうわけ?と思ったし、なんか面白そうな予感がしたので
僕:「T君自分で言わなかったからダメなんじゃない?もう一度自分のお口で言ってきてごらん」ってもう一度行かせました。そして、もちろん後ろをこっそりつけて行きました。
職員室に入ってありったけの勇気を振り絞って
T君:「園長先生、明日お休みします
そしたら、もう園長先生が最高!真剣な顔してT君と向き合い
園長:「ダメ!!T君こなかったら園長先生とっても寂しい」
笑えた~!びっくりしたT君は動揺を隠せない様子で急いで職員室を飛び出してきました。そこで僕とご対面。そして、
僕:「園長先生なんだって?」と聞くと
T君:「ダメ!!って言われた」(半泣き状態)
あ~、もうおかしい。園長先生の勘違いも僕は分かっていたので、おかしくてしょうがなかったんです。またダメって言われたT君の慌てっぷりが、僕の中ですごくヒットしてしまったわけで、意地悪な僕はまた行かせたんです。
僕:「なんでだめなんだろうね?よし、今度は先生も一緒に行ってあげるよ」
職員室への侵入3回目…。(僕がT君の後ろについて)
T君:「明日、お休みします
内心、“もうこの言葉何回言ってんだよ?”って僕はおかしくてしょうがない。そしたら園長先生も最高!!
園長:「ダメ!!
どうして休むの?頑張っておいでよ。園長先生待ってるから」って。
また言われた~!険しきディズニーへの道!!もう、T君ボロボロで泣けそうだし~。笑いが止まらんし!でも、ちょっぴりかわいそうになってきたので、僕は笑いながら
僕:「T君さぁ、どうして休むのか教えてあげなきゃ」って助け舟を出しました。
T君:「ディズニーランド行ってきます」(半泣き状態)
園長:「えっ?そうだったのぉ~!ごめ~ん、あたしさぁ、この子が園に来たくないのかと思っちゃって必死に止めちゃってたの!」
僕:「知ってます」
園長:「いいなぁ、ディズニーランド行っておいで~!!
いやぁ、めでたしめでたし。よかったね~。T君にも笑顔が戻りました。
それにしても、僕ってホントひどい保育者だなぁ。
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 給食のメニューが中華飯でした。具をご飯にかけて配膳したので、いつもは3つあるお皿がこの日は2つだったんですね。T君はいつもすごいいっぱい食べますから、中華飯をてんこもりあげました。全て配膳し終わったら、当番の挨拶をして「いただきます」をします。すると、T君が「ちょっとないんだけど~!」って怒っています。僕も、当番の子も、T君と同じ机の子も、一体何がないのかわかりません。てんこもりの中華飯にスープに牛乳“あとはなんだ?”みんな言葉には出しませんでしたが、じっとT君の机の上を見て考えていました。そして、ついにしびれを切らしたT君が立ち上がりました。みんなT君に注目しています。沈黙の時間でした。T君は立ち上がると、余っていた食器を持って、そこにてんこもりのご飯を入れて、中華の具をたっぷりかけ、てんこもり中華飯を作ったんです。  ???  クラスにハテナが飛びまわっていました。 ??? 意味わからん。そしてT君は、自分の机の上にそれを持ってきて、てんこもり中華飯を2つ並べて食べ始めました。え??なに??こりゃどういうことだ???
 
保育者としてこんな言葉を発していけないのは分かっていますが、訳のわからないこの状況に“この子は大丈夫か?”と本気で思ってしまいました。あまりに不思議な光景ですから、隣のクラスの先生を呼んできました。そしたら、「T君、そんなにいっぱい食べれるの?」って、誰もが口にできなかった言葉をあっさり言ってくれました。T君は「はぁ?なんのことだ?」と言わんばかりの表情でこちらを向き、そして自分の机を見て、しばらくしてから…、「あれ??」って。目の前に中華飯が2つあることに今気がついた!!
気づくのおそっ!!
もちろん食べれませんでした。
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 S君は“エロ男爵”とお母さん達の間で呼ばれています。なぜかって?おっぱいが大好きなんです。隣のクラスの先生のおっぱいを見たことがあるらしく、それを僕に自慢そうに話してくれました。そんなこんなでS君のお母さんも「あ~もう、どうしよう!!」って冗談半分に頭を抱えています。※もちろんS君に向かってエロ男爵とは誰も呼んでいませんよ。 
 いつもは、鬼遊びやサッカーなど運動ばかりしているS君が、この日は珍しく砂場で遊んでいました。何やら一生懸命作っているようです。僕は、遅番勤務だったので、昼から休憩に入りました。職員室でパソコンを開けて事務仕事をしていると、S君が職員室に来て「先生!ちょっと砂場に来て!」と言いました。そこで、僕はあろうことか「今、ここでお勉強中で~す」なんて答えてしまったんです。この言葉で、S君は去っていってしまったわけですけど、素敵な場面を見逃してしまうことになり後からとても後悔したわけです…。S君に本当に申し訳ないことをしました。
 休憩が終わり、S君の所に行き「さっきは何の用事だった?」と尋ねました。すると、
S君:「おっぱい山”作ったから見てほしかったんだよね。横から見ると、鬼が島なんだけど、上から見るとおっぱいなの!」
な~んてこった!そんな素敵な物を見逃してしまった。それにしてもさすがエロ男爵!おっぱい山作ってる子見たことないし。くそ~、見たかった…。 
 次の日、ダメもとでS君に、「先生さ、昨日“おっぱい山”見れなかったからもう一回作ってくれない?」と聞いてみました。すると、S君は「いいよ」と笑顔で飛び跳ねるように砂場へ向かって行きました。そして、慣れた手つきで
S君:「まずは、ここをこうするでしょ…」(一つ山を作る)
S君:「だけど、おっぱいは二つだからもう一個作るでしょ…」(二つ目の山を作る)
S君:「それでちょっと固めるのね」(山を手でポンポンたたきながら形を整える)
S君:「それで、最後にこうして…できあがり」(えっ??

なんと最後の仕上げがあった。山のてっぺんをですね…、ね?ちょっとこれ以上書くことはできませんので書きませんが、分かりますよね?あまりにリアルすぎて、見ていたこっちが恥ずかしくなってきちゃいました。それにしてもびっくりしたぜ!さすがエロ男爵!!ただのおっぱい山じゃなかった。そして、それを見ていたK君が「僕もおっぱい山つ~くろっ!」と作り始めたもんならエロ男爵は黙っちゃいない。
S君:作り方そうじゃないしぃ!」
S君:もっとこうだしぃ!」
すごい形相で“おっぱい山”作りの指導をし始めたわけで、まさにおっぱい山の現場監督。いや~、いい仕事しますなぁ。改めて、子どもの言葉を逃しちゃいけないと反省させられた一日でした。
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ILLUSTRATION BY nyao