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僕がクラスたよりに掲載してきた保育の面白いエピソード(体験談)を紹介します☆子どもって最高!!
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たいよー
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男性
職業:
保育師(士)
趣味:
版画・ピアノ
自己紹介:
豊田市男性保育師連盟会長
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 子どもと一緒にカードゲームの真剣勝負をしていました。熱中して取り組んでいる時に「お~!すごい~!!」と大歓声が上がりました。真剣勝負でしたが気になりました。そして、「ちょっと先生来てよ!」と手を引っ張られラジカセの前に連れていかれました。ラジカセ前にはカラーボックス(正方形の台)が置かれ、その上にかまきりが乗っていました。S君が「いい?よ~く見ててよ」と言いました。じっとかまきりを見ていると、S君はラジカセのカセットテープを再生させました。流れた曲は今みんながよく踊っている『かまきり(曲:たにぞう)』。そして、その後に、かまきりをたたいたんです。びっくりしたかまきりは当然動きました。
S君
「ほら見て!かまきりの曲が踊れるんだよ?すごいでしょ?」って。
ただかまきりがカラーボックスの上で動いているだけじゃ~ん!そして、何よりたたいたからじゃ~ん!!って心で叫んじゃった。
でも子どもって素敵ですよね「お~~!すげ~なこいつ!!」ってS君に一番うれしい言葉を自然に返すんです。本当に素敵。S君も大満足ですよ。
つくづくいつも思います。僕ってほんとだめ…。

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 年長にもなると、集団で活動する機会が多くなります。時には協力し合い、時には心を合わせ、共通の目的に向かってどんどん仲間と力を合わせて色々なことに取り組めるようになってくるんですね。だから、そのきっかけ作りといいましょうか、2週に一度年長児全員で一斉活動する時間を30分ほど作っています。一緒に歌を歌ったり、楽器に親しんだり、集団ゲームをしたり…。初めはこの時間を「年長タイム」って僕が名付けていました。一ひねりもない単純な名前。こんなのつまんな~い!ということで、子ども達に名前のアイデアを聞いてみました。さぁ、どんな名前が出てきたでしょうか?それがこれ↓↓
『ねんちょうたんま』『にじゅんたんま』『ぼたん』『なす』『おにぎり』『らーめん』『ひとたいむ』
どれもびびょ~!!ネーミングセンス全くなし。ひどすぎる。「今から“らーめん”はじめま~す」「お~い“ひとたいむ”やるよ~!」とか、こんなこと恥ずかしくて言えないしぃ。聞いた人も「何が始まるんだ?」って思いますよね。ちなみに、“たんま”の意味がわからなかったので聞いてみたら“ちょっと休憩”って意味らしいです。休憩なんかさせんよ。
 結局何に決まったかって?一番人気だったのが『ねんちょうたんま』でした。だからこれに決定!ん~
…。「明日は“ねんちょうたんま”やるよ」ん~…、ギリギリありか?まっ、恥ずかしくなったら2次募集してみよっ。
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 運動会シーズン真っただ中。子ども達の士気もどんどん高まり、あとは本番の運動会当日に、今までの修行の成果を見てもらうって所までやってきました。
 この年の5歳児の運動会は、壮大な“宇宙”をテーマにリズム遊びに取り組んでいました。色々な星に出かけ表現するんです。時にはブラックホールに飲み込まれたりもしながら。うぉっ、5歳っぽい。運動会が近づくと、保育者はその競技にふさわしいプログラム用の名前(タイトル)を決めなければなりません。保育者のネーミングセンスが非常に重要なわけです。だって、プログラムを保護者や来賓が見て、「見てみたい」「気になるなぁ」と思わせなければいけませんから。ちなみに親子競技の帽子取りをした時のタイトルは
「ハッと驚く帽子取り」分かります?英語で帽子の“ハット”と取られた時の”ハッ”って気持ちをかけ合わせたんです。うぉ~、ナイスネーミング。え?別に大したことないって?じゃぁ、これはどうだ?リレーの時のタイトル「巻き起こせ!〇〇旋風!」(〇の所は園名)どうですか?超かっこいい!まぁ、こんな感じで、一生懸命タイトルを考えました。そして、子ども達に知らせました。
僕:「みんな、運動会の年長のリズムの名前が決まったぞ!その名もGood Luck~宇宙への旅立ち~!かっこいいだろ~?英語だぞ~!
子:「・・・。(シ~ン)」
 何?この無反応。「お~!」とか「かっこいい」とか言ってよ…
僕:「あっ、みんな英語分からんもんね。それじゃぁ、英語の得意な先生が教えてあげよう」
 ちなみに僕は英語いつも赤点で一番苦手。これ内緒だけど。
僕:「教える前に、“Good Luck”の意味知ってる子いるかなぁ?」
 子ども達に聞いてみました。さすがにいないだろうと思いきや、年長児80人近くの中から一人だけ自信満々に手を挙げているY君の姿がありました。すげ~、やっぱ、知ってる子いるんだ。今って、国際社会だもんなぁって思いながら、
僕:「よっしゃ、Y君。みんなに聞こえるよう大きな声で教えてちょうだい」って言いました。そしたら、クラスで一番大きなY君がムクと立ち上がり、大きな声で
Y君:
「ハンバーグ!!」

 時間がたてばたつほど笑えてきたんですが、この時は、自信満々に答えた姿と、予想外の答えに時が止まっちゃったし。
 後から聞いて分かったんですが、Y君
「グットラック」「ビックマック」に聞こえたんだって。な~んだ。そりゃ~しょうがいない。ナイスボケ!
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S君:「うちの母さん40歳なんだよ」
Y君:「え~、すげ~!うちの母さんなんか30歳なんだよ」
S君:「え~、すげ~!
Y君:「うちの父さんは26歳か27歳なんだよ」
S君:
うぉ~すげ~!」
保護者的に微妙な会話を載せてすみません。この会話の中に何度か出てくる「すげ~!」はどういう意味のすげ~なんでしょう。数が多いから?若いってこと?
 子どものこの子達が、その年齢を聞いてどう「すげ~」と思ったか…気になる所です…。
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 畑の横のお家、プールの向こうにあるお家、建設中とても立派でした。鉄骨の骨組から大きくてかっこよかたので、「あれは先生お城なんだよね~」と子ども達に自慢していました。それから、建設が進み、「先生のお城だいぶできてきたねぇ」と子ども達がたびたび僕の所にやってきてはそう言いました。
 4月の終わりごろ、畑をせっせと5人ぐらいの男児で耕していた時のことです。僕のお城に1台の車がとまり、中から優しそうなおじさんとおばさんが出てきました。つにきた~!本物の住人だ。そのことを思っていた矢先、R君が「ねぇ、何やってんの?ここは太陽先生のお城だよ」って言ったんです。血の気がサーっと引きました。そして、続けて「あっ、わかった。先生の家来でしょ?」って。ヒ~!やめれ~!!血の気がどんどん引く僕は、「すみませんね。立派なお家だから、ここは僕の城だって子ども達に言っていたんです。へへへ」と正直に申し上げました。そしたら、ニコニコしながら笑ってくれました。あ~、なんと良い方達なんでしょう。そして、またR君が「
あっ、もしかして先生のお父さんとお母さん?」と聞いたんです。その質問に本物の住人様は、「まぁ、そんなもんだなぁ」と言ってくれたんです。なんて素敵な方なんでしょう。神様だ。本当に調子にのって申し訳ございません。そして、G君にはほんとドキドキだったぜ!
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 就職して5年目、初めての転勤、新しい職場でドキドキの4月でした。そこには、みんなからと~っても恐れられているおばちゃんがいました。それが給食のおばちゃんであるHさん。そうですね、忘れもしない4月のことです。15時に子ども達が帰り、保育室の掃除を終え、新しい曲のピアノ練習をしていた時のこと。トイレ掃除にやってきたHさんが、僕のクラスの前で「男のくせにピアノばっか弾いてるんじゃね~!」ヒ~!こえ~!!いきなり意味も分からず怒鳴られました。それから、親睦係りになった僕に誰もが拒否する仕事が回ってきました。そばアレルギーのHさんに、「親睦旅行はそば食べ放題ツアーに決まりました」と報告に行くんです。まさに殺されに行くようなもんです。園長は肉が嫌い。肉が食べられないならと食べる物もイマイチ乗りきらず、なぜかそばと桃食べ放題ツアーに決まったんです。覚悟を決めて行ったところ「どうせ、私がいまさら変えろって言ってもかわんねんだろうがぁ~!」 ヒ~!こえ~!!そばをうどんに変えてもらうということでなんとかその場を乗り切りました。そんなHさんですが、仕事は完璧こなしますし、自分の職を超えて、色々とやってしまう体育会系のスペシャルおばちゃんな訳です。やること言うことにしっかりスジが通ってますし、なんでもやってしまいますから誰も言い返せないし逆らえない。そして、園長の一番の相談相手なんです。ホントすごすぎ。
 そして、色々なことによく気づかれる方なので、園外保育に出かけて給食が遅れている時には、保育室の給食の配膳をしてくれています。何も言わず色々と手伝ってくれるんです。そう、実はとっても優しいんです。牛乳を子どものコップについでくれている時に、ちょっと机にこぼしてしまったHさんに「Hさん、今こぼした~」と子どもが言ったら、「うるせ~!!」と百倍になって言い返されました。ヒ~!こえ~!!子どもびびりまくり。昼寝で、子どもがいつまでも起きないと、おやつを運びに来たHさんに「いつまで寝てんだ~!」
布団をひっくり返されます。保育者じゃ起きなくても、Hさんにかかれば一発。すげ~!餅つきの時には、女の先生がかわいらしく一生懸命餅をついてるのにしびれを切らし「そんなんじゃいつまでたっても餅はできんわぁ~!」ときねを奪い取り、すさまじい勢いで餅をつき始めたんです。男の僕もびっくりですよ。餅をつくたびにうすがガタン!ガタン!と揺れていたんですから。ヒ~!やっぱこえ~!!でも、ほんとすごすぎる!
 なんだかんだ言って僕もHさんに可愛がってもらっていたわけです。生活発表会の時には、“桃太郎”の衣装を作ってくれるということで、楽しみに待っていました。桃太郎の役は10人。10枚もお任せしたので、僕は、おじいさんとおばあさんの服を用意しただけ。そしたらこれまたびっくり。金と銀の服を10枚持ってきて下さったんです。なんと、Hさんの何十万もする日本舞踊用の衣装を切って作ってきてくれました。「いらんやつだから」と言っていましたが、たまげましたよ。ピカピカ輝いているし~。一枚あたり〇万円するんじゃないですかぁ~!!
 そんなHさんは次の年に転勤してしまった訳ですが、次の園でもすぐに地位を確立し、園長並みの権力でみんなの尻を叩いていました。
 現在、小学校の給食のおばちゃんとして、「1年目は新任の先生よりも大人しくする」と言いながらも4月時点で校長に認められ、いや、校長と方を並べ、学校の先生達から尊敬されている最強のおばちゃんです。
 面白いことに、Hさんが園に遊びに来た時に子どもが最初に言った言葉は「ねぇ、今度のHさん全然怖くないよ」だったんです。新しい給食のおばちゃんはKさんでしたが、もうHさんのインパクトが強すぎました。もう、Hさんという“ブランド名”ですね。今ってこういう人なかなかいないですよね。やっぱ、Hさんみたいな人って世の中には大事です。周りがビシッて引き締まりますから。
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 皆さんは三ケ日と言ったらどんな印象をお持ちでしょうか?僕は、三ケ日と言ったら“みかん”です。ある人に聞いたら「浜名湖近いし、“うなぎ”」とも言っていました。まぁ、そんな感じです。
 園の行事での触れ合い遠足に行った時の弁当の時間。T君がまたまたうれしそうに僕に言いました。(※以前にもあったのです。僕の失態が…)
T君:「先生、“三ケ日”
知ってる?」
僕:「うん、知ってるよ」
T君:「Tね、この前、“北海道”行ったじゃん?」
僕;「はい。そうですね」
悔しいことに、以前T君にけちょんけちょんに言われた苦い記憶があるのです。「北海道の有名な紫の花知ってる?」と聞かれました。僕は北海道に行ったことはありません。まぁ、常識で皆さんご存知だとは思いますが、僕はその場で答えられなかったんです。分かりますか?ラベンダーです。常識ですね(笑)僕には苦い記憶…。さぁ、話のつづきつづき↓
T君:「Tね、“三ケ日”にも行ったんだよね」
僕:「あ~、そうですか」
また何か突っ込まれる気がしたんで、答えが分かっていましたがこちらから先に聞いてみました。
:「“三ケ日”には何があるの?」
T君:「ん~、んとね~……、ふりかけ!
僕:「え?ふりかけ??」
T君:「うん、そう
“三ケ日”はふりかけしかない
僕:「そうなのか~。知らなかった」
 またまた勉強させられました。それにしても予想外の答えでしたね。三ケ日は“ふりかけのまち”なんですか?ふりかけしかないんですか?それともやはり、僕が世間知らずなだけでしょうか?三ケ日の皆さん、教えてください。
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ILLUSTRATION BY nyao