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僕がクラスたよりに掲載してきた保育の面白いエピソード(体験談)を紹介します☆子どもって最高!!
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保育師(士)
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版画・ピアノ
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豊田市男性保育師連盟会長
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年長児後半ともなってくると、クラスの仲間意識はかなりのもの。仲間と力を合わせて勝ったり負けたり、喜んだり悔しがったりする経験をさせたいとこんな鬼遊びをしました。
fimg_1290294337.png3クラスの対抗戦です。青は赤しか捕まえられません。赤は緑しか捕まえられません。緑は青しか捕まえられません。この遊び、『究極の鬼遊び』と密かに呼んでいます。僕が赤だとします。緑を追います。すると青が追いかけてくるんです。そこら中で、3人(3色)が並んで追いかけっこをする光景が見られます。自分が相手を追うと自分も追われるんです。どちらにも目を配らなきゃいけないから難しい。『究極の鬼遊び』です。
さて、ご存知のように僕のクラス(赤)は、戸外で遊びません。“戦って勝つ”という意欲もあまりない。平和絶対主義です。始まる前から「え~、なんでこんなことするの?」と言っています。一方で、遊びこんでいる相手②クラスはこういうの大好き。互いにライバル心がありますから燃えていました。
 さぁ、ゲームが始まりました!緑と青が一斉に飛び出しました。ところが、僕のクラスの赤は、マルの陣地から出てきません。さすがです。そして、これが思わぬ展開に!な~んと、青が緑に一方的に追われて全滅したんです。すると、赤が飛び出しました。だって、敵がいなくなったのだから。そして、時間が来て赤(僕のクラス)の勝利~!
青も緑もなんだか腑に落ちない様子。2回戦は、矢印の向きを変えて行いました。そして、ゲームが始まりました。すると、またもや同じ光景が…。緑と青が一斉に飛び出し、赤が出てこない…。あまりの意欲の違いに「ほら、頑張って捕まえてこい!」と渇を飛ばしました。すると、「だって、出ると負けちゃうもんねぇ」「ここから出なければいいんだよ」「そうそう」って子ども達に言われました。ん?どういうことだ?しばらく考えました。もうおわかりですか?この遊び、1回戦目でこの子達が実践したように、陣地から出なければ勝手に敵がいなくなり、後は捕まえたい放題なんです。こんな勝ち方があるなんて思いもしなかった!しかも、そんなことを考えて行動していたこの子達に驚かされました。2回戦も当たり前のように楽して?勝ちました。緑と青チームからは「赤は出てこんからずるい!」とブーイングの嵐。なぜか責められるのは担任の僕ばかり。またしても、勝負に勝利してしまったわけです。(結果…戦わずして勝つ頭脳的勝利 評価…「卑怯なクラス」と担任が責められ、誰からも認められず)
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