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就職して5年目、初めての転勤、新しい職場でドキドキの4月でした。そこには、みんなからと~っても恐れられているおばちゃんがいました。それが給食のおばちゃんであるHさん。そうですね、忘れもしない4月のことです。15時に子ども達が帰り、保育室の掃除を終え、新しい曲のピアノ練習をしていた時のこと。トイレ掃除にやってきたHさんが、僕のクラスの前で、「男のくせにピアノばっか弾いてるんじゃね~!」ヒ~!こえ~!!いきなり意味も分からず怒鳴られました。それから、親睦係りになった僕に誰もが拒否する仕事が回ってきました。そばアレルギーのHさんに、「親睦旅行はそば食べ放題ツアーに決まりました」と報告に行くんです。まさに殺されに行くようなもんです。園長は肉が嫌い。肉が食べられないならと食べる物もイマイチ乗りきらず、なぜかそばと桃食べ放題ツアーに決まったんです。覚悟を決めて行ったところ「どうせ、私がいまさら変えろって言ってもかわんねんだろうがぁ~!」 ヒ~!こえ~!!そばをうどんに変えてもらうということでなんとかその場を乗り切りました。そんなHさんですが、仕事は完璧こなしますし、自分の職を超えて、色々とやってしまう体育会系のスペシャルおばちゃんな訳です。やること言うことにしっかりスジが通ってますし、なんでもやってしまいますから誰も言い返せないし逆らえない。そして、園長の一番の相談相手なんです。ホントすごすぎ。
そして、色々なことによく気づかれる方なので、園外保育に出かけて給食が遅れている時には、保育室の給食の配膳をしてくれています。何も言わず色々と手伝ってくれるんです。そう、実はとっても優しいんです。牛乳を子どものコップについでくれている時に、ちょっと机にこぼしてしまったHさんに「Hさん、今こぼした~」と子どもが言ったら、「うるせ~!!」と百倍になって言い返されました。ヒ~!こえ~!!子どもびびりまくり。昼寝で、子どもがいつまでも起きないと、おやつを運びに来たHさんに「いつまで寝てんだ~!」と布団をひっくり返されます。保育者じゃ起きなくても、Hさんにかかれば一発。すげ~!餅つきの時には、女の先生がかわいらしく一生懸命餅をついてるのにしびれを切らし、「そんなんじゃいつまでたっても餅はできんわぁ~!」ときねを奪い取り、すさまじい勢いで餅をつき始めたんです。男の僕もびっくりですよ。餅をつくたびにうすがガタン!ガタン!と揺れていたんですから。ヒ~!やっぱこえ~!!でも、ほんとすごすぎる!
なんだかんだ言って僕もHさんに可愛がってもらっていたわけです。生活発表会の時には、“桃太郎”の衣装を作ってくれるということで、楽しみに待っていました。桃太郎の役は10人。10枚もお任せしたので、僕は、おじいさんとおばあさんの服を用意しただけ。そしたらこれまたびっくり。金と銀の服を10枚持ってきて下さったんです。なんと、Hさんの何十万もする日本舞踊用の衣装を切って作ってきてくれました。「いらんやつだから」と言っていましたが、たまげましたよ。ピカピカ輝いているし~。一枚あたり〇万円するんじゃないですかぁ~!!
そんなHさんは次の年に転勤してしまった訳ですが、次の園でもすぐに地位を確立し、園長並みの権力でみんなの尻を叩いていました。
現在、小学校の給食のおばちゃんとして、「1年目は新任の先生よりも大人しくする」と言いながらも4月時点で校長に認められ、いや、校長と方を並べ、学校の先生達から尊敬されている最強のおばちゃんです。
面白いことに、Hさんが園に遊びに来た時に子どもが最初に言った言葉は「ねぇ、今度のHさん全然怖くないよ」だったんです。新しい給食のおばちゃんはKさんでしたが、もうHさんのインパクトが強すぎました。もう、Hさんという“ブランド名”ですね。今ってこういう人なかなかいないですよね。やっぱ、Hさんみたいな人って世の中には大事です。周りがビシッて引き締まりますから。
そして、色々なことによく気づかれる方なので、園外保育に出かけて給食が遅れている時には、保育室の給食の配膳をしてくれています。何も言わず色々と手伝ってくれるんです。そう、実はとっても優しいんです。牛乳を子どものコップについでくれている時に、ちょっと机にこぼしてしまったHさんに「Hさん、今こぼした~」と子どもが言ったら、「うるせ~!!」と百倍になって言い返されました。ヒ~!こえ~!!子どもびびりまくり。昼寝で、子どもがいつまでも起きないと、おやつを運びに来たHさんに「いつまで寝てんだ~!」と布団をひっくり返されます。保育者じゃ起きなくても、Hさんにかかれば一発。すげ~!餅つきの時には、女の先生がかわいらしく一生懸命餅をついてるのにしびれを切らし、「そんなんじゃいつまでたっても餅はできんわぁ~!」ときねを奪い取り、すさまじい勢いで餅をつき始めたんです。男の僕もびっくりですよ。餅をつくたびにうすがガタン!ガタン!と揺れていたんですから。ヒ~!やっぱこえ~!!でも、ほんとすごすぎる!
なんだかんだ言って僕もHさんに可愛がってもらっていたわけです。生活発表会の時には、“桃太郎”の衣装を作ってくれるということで、楽しみに待っていました。桃太郎の役は10人。10枚もお任せしたので、僕は、おじいさんとおばあさんの服を用意しただけ。そしたらこれまたびっくり。金と銀の服を10枚持ってきて下さったんです。なんと、Hさんの何十万もする日本舞踊用の衣装を切って作ってきてくれました。「いらんやつだから」と言っていましたが、たまげましたよ。ピカピカ輝いているし~。一枚あたり〇万円するんじゃないですかぁ~!!
そんなHさんは次の年に転勤してしまった訳ですが、次の園でもすぐに地位を確立し、園長並みの権力でみんなの尻を叩いていました。
現在、小学校の給食のおばちゃんとして、「1年目は新任の先生よりも大人しくする」と言いながらも4月時点で校長に認められ、いや、校長と方を並べ、学校の先生達から尊敬されている最強のおばちゃんです。
面白いことに、Hさんが園に遊びに来た時に子どもが最初に言った言葉は「ねぇ、今度のHさん全然怖くないよ」だったんです。新しい給食のおばちゃんはKさんでしたが、もうHさんのインパクトが強すぎました。もう、Hさんという“ブランド名”ですね。今ってこういう人なかなかいないですよね。やっぱ、Hさんみたいな人って世の中には大事です。周りがビシッて引き締まりますから。
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