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僕がクラスたよりに掲載してきた保育の面白いエピソード(体験談)を紹介します☆子どもって最高!!
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 プロフィール
HN:
たいよー
性別:
男性
職業:
保育師(士)
趣味:
版画・ピアノ
自己紹介:
豊田市男性保育師連盟会長
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 隣のクラスの女の子が、M先生と一緒に体をクニャクニャさせながらクラスに入ってきました。「ねぇ、早く言ってよぉ」「恥ずかしいも~ん」「先生言ってよ~」って僕の前で照れています。何の話だろう…、見ている僕が恥ずかしくなってきました。そして、なんだか期待感が高まりました。しばらくして、「M先生とたいよう先生は今度結婚するんだよね?」と聞かれました。(注:M先生は既婚者です)
僕:「ん~、どうしようかなぁ」って悩んでいると
Aちゃん:「もう結婚するからチュしていいよ!」
Rちゃん:「はい、手をつないでいいよ!」
とか、勝手にキャーキャー盛り上がっていました。するとそこに、結婚話を聞きつけたイケメンH君が登場しました。そして…、
H君
「俺、もう結婚してるよ!」って。
僕:「なに~!いつ結婚したんだよ?」
H君:「年少さんの時にSちゃんと結婚したんだよね。もう12回結婚してるよ
「じゅ、12回??」
かっこよすぎるぜ!すでに12回も結婚いていたとは…。4歳に思い切り先を越されてしまった。すると、その話を聞きつけてS君も登場!そして…、
S君
「俺も結婚してるけどなに?」って。
なんだ~この上から目線は~!別に呼んでないし!!
 4歳にして、結婚していることを当たり前のように振る舞うこの二人。ちゃんとご両親への挨拶はしたんでしょうか?二人の師匠に色々と伝授してもらわなければ。
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 隣のクラスの子ども達が砂場で、先生と一緒に穴を掘っていました。そう、それは誰かを落とすための落とし穴。誰かを落としたくてわくわくしながら一生懸命掘っていたんです。落とし穴の中には水もたっぷり入っています。裸足で遊んでいた僕はうってつけの相手です。きましたきました。「よし、たいよう先生を落とそうよ」と聞こえてきました。しょうがないなぁ。期待に答えなければ…。
「ねぇ、ちょっとこっちにきてよ」と女の子が呼びに来ました。ネタは分かってはいましたが、こういう時は保育者の演技力が問われます。「なんで~?」と言われながら目の前にいたS君もついでに連れていきました。「なんだなんだ~?」ととぼけながらフラフラ~と砂場へ近づいていき、みんなの期待に思い切り答えようと「うわぁ~!」と迫真の演技でドボンと穴に落ちました。S君を巻き添えにして…。「やった~!」とすごく喜んでいました。よかったよかった。さて、S君はと言いますと、穴にはまったことが楽しかったのか、ニコニコしながら僕にこう言ったわけです。「おい、びっくりしておしっこちびっちゃったじゃないか!」って。。。えっ?マジで??げっ、ホントにズボン濡れてるし…。ひぃ~!こっちがびっくりだよ!
そう、誰よりもみんなの期待に答えてくれたのは、僕ではなくS君だったんです。その水のたっぷり入った落とし穴は、泥水か泥しっこかわからなくなってしまった!直ちに消毒!!そして埋められた!
僕は一つ勉強になりました。漫画やテレビではよく見るけれど、びっくりするとおしっこってホントに出ちゃうんだね!
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 土曜日保育のこと。雪が降る寒空の下、H君と砂場で寄り添いながら穴を掘っていました。そして、何気ない会話をしました。
僕:「今日何の朝ごはん食べてきた?」
H君
「ウィンナー」
僕:「ウィンナーだけ?」
H君:「うん。ウィンナー3本だけ!」
僕:「飲み物は?」
H君:「ないよ。ウィンナーだけ!」
僕:「のどが乾いたらどうするの?」
H君:「外の水を飲むの!」
僕:「ほんとに~?パンとかごはんとかはないの?」
H君:「ウィンナー3本だけだよ!」
僕:「じゃぁ、いつもは何を食べてくるの?」
H君
「ウィンナー」
僕:「なんで、ウィンナーばっか食べてるの?」
H君:「僕、別にウィンナー
好きじゃないんだけどパパが食べろって言うんだよね」

好きじゃないのかよ!って、どこまでホントなのか…。どうして、毎日来る日も来る日もウィンナーだけなのでしょうか?お父さんのねらいは何なのか…。雪降る寒空の下、寄り添いながらこんなウィンナー話を聞いたもんだから、なんだかひもじくなってきました…。
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 またまた給食の時間のお話。
Rちゃん:「私、スイミング習ってるよ」
Sちゃん:「私もねスイミング習ってる。K(従兄?)はね、スイミングやめて柔道(じゅうどう)習ってるんだよ」
Y君:「あ~、10℃(じゅうど)超えると暑いよね」
R君:「そうそう、牛丼(ぎゅうどん)うめ~よ!(おいしいよ)」

どう聞いたら柔道が牛丼に変わっていくんでしょうか。女の子のまともな会話に男の子のチンプンカンプンな話が横入りした会話でした。
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 給食の時の会話です。
S君:「僕ね、わっぱなし(自転車の)3歳から練習してる」
Kちゃん:「Kもね、ラッパついてるけどたちこぎできるんだよ」
H君:「ラッパってプップ~って吹くやつ?」
M君:「ちがうわ~!はっぱだよね?」
Kちゃん:「はっぱじゃないわぁ。ラッパだわぁ」
S君:「ラッパじゃね~!わっぱ!!」

ホントに全くかみ合わない4人の会話でした。どこまでわかりあえたんだろう…。
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 年長と年中の保育室は園舎が反対側なので、真ん中のホール(遊戯室)を渡っていかなければなりません。ちょっと年中組に遊びに行った帰り道、ホールを通った時のAちゃんの一言。
「あ~、ホールのにおいがプカプカういてくるねぇ。」
(5歳児女児)
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 幼稚園から保育園に転勤になりました。保育園と言ったら乳児の赤ちゃんがいます。やっぱり赤ちゃんってかわいいです。見ているだけで自然に笑顔になっている自分がいます。
 土曜日の遅番勤務の日、初めて乳児のクラスに入りました。まだ、お昼寝前ですが、0歳児のMちゃんは眠たくて寝てしまったんです。他の子はまだ外で遊んでいますし、寝ているMちゃんから目を離すのもよくありません。そこで、女の先生が持ってきたのが憧れの?おんぶひもでした。女の先生がしているのを見たことはあるが使ったことはない。というか男性が使っているところも見たことはない。使い方なんかさらさらわからない。けど、なんか興味があったんです。僕も保育士ですし経験したかった。そして、「僕がおんぶしてもいいですか?」と聞きました。そしたら、女の先生はニヤニヤ笑いながら「やってみるか?」と僕につけてくれました。見事な手際の良さで、僕の背中にMちゃんとおんぶひもがセットされたわけで…。“これが(密かに)憧れていたおんぶひもか~”と余韻に慕っていると、職員室の女の先生達が
「ギャッハッハッハ~!」って笑いながら僕の所に来ました。それから、笑いながら「いいよ~、似合っとる似合っとる!」って。男性保育士は少ないですし見慣れぬ光景に笑われるのも当たり前。いっぱい笑われました。いいぜ!笑ってくれよ(笑)
でもね、なんかちょっと親の気分を味わえて幸せを感じたひと時でした。それから4年、おんぶひもは使っていません。2回目のおんぶひもを使うのはいつになるかなぁ…。
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ILLUSTRATION BY nyao